2008年10月6日月曜日

関宿へ行く



● 1.東海道53次 関宿を尋ねて! 




10月5日(日)

キンモクセイの香りが漂ってくる朝、

空はどんよりとしているが秋本番の気配に誘われて関宿を訪ねてみた。

Hさんの企画に同行した散策だが、JRの青空フリーパス2500円を利用する。

これは東海三県のJR線を1日間乗り放題という切符だ。

関までは正常運賃で片道1700円ほどするから気軽にあちこち立ち寄ることが出来る。




名古屋から関西線のローカル列車で亀山へ向かう。四日市の工場群を過ぎるともう長閑な田舎風景だ。小雨が降り出して来たころ亀山駅に着いた。ここで乗り換えてもう1駅行くと目的の東海道53次 関宿 JR関駅に着く。

駅の左側の方には道の駅が見える。我々は駅前の国道1号線をまたぐ跨道橋を渡って重要伝統建造物群保存地区に入る



丁度東西に連なる町並みの真ん中ほどから東追分方向、江戸へ保存地区を見学しながら歩く。

さながら現代の中の江戸時代へタイムスリップしたような気分だ!御馳走場(ごちそうば)という石碑が立っている。

どんな意味があるのか?と読んでみたら大名行列の一行を役人が、出迎えたり見送ったりする場所だそうだ。

小雨が振っている中で、スケッチをしている人が目に付く、覗き込んでみる。

見事な絵筆に驚いた。スケッチ大会が催されているようだ。

開雲楼という芸妓置屋の格子窓や佇まいは往時の華やかさが偲ばれる。現在の両替店 百五銀行も町並みにマッチした店舗で営業している。近付くと急に、自動扉が開いて中にはATMが数台設置されていた。

今度は京都方面へ歩を進める。


百六里庭 眺関亭(ひゃくろくりてい ちょうかんてい)関宿の中の小さな公園と展望台のようだ。江戸から106里余りにあるところから名付けられたようだ。眺関亭からは関宿の甍を眺望できた。








お寺の案内板が多く見受けられる。案内図で数えてみたらこの宿だけでも8寺社もある。明治天皇が立ち寄ったところ、皇太后がお泊りになった寺など東海道を旅する人々の信仰心を垣間見ることが出来る。

茶店屋さんでみたらし団子を買って一服する。

雨のせいか観光客は少ない、のんびり散策できて良いのだが街道を車が頻繁に通るのには気が滅入るね。

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